AWS cost reduction with streaming and video contents
動画ストリーミングまたは動画を多く使うサイトでのAWS最適化8つのポイント
AWS上で動画やストリーミングサービスを提供すると、AWSの運用コストが非常に高くなります。これは仕方がないことで諦めていませんか?
この記事では、リッチコンテンツを多く利用するウェブサイトやウェブサービスを運用している方向けにAWSコストをどうやって下げるかを書きます。
ビデオのエンコードとトランスコード
Amazon Elastic TranscoderやAWS Elemental MediaConvertを使用して、ビデオをさまざまな形式や解像度にエンコード・トランスコードします。ユーザーの環境にあわせた帯域を理解し、さまざまなデバイスや帯域幅条件に対応し、ユーザーにスムーズな視聴体験を提供できます。
コンテンツデリバリネットワーク(CDN)の統合
Amazon CloudFront、AWSのCDNサービスを利用して、動画コンテンツをグローバルに配信します。CloudFrontは、コンテンツをユーザーに近いエッジロケーションでキャッシュすることにより、配信速度を向上させます。これにより遅延が減少し、オリジンサーバーへの負荷が軽減されます。
3. 適応的ビットレートストリーミング
AWS Elemental MediaPackageなどを使用して適応的ビットレートストリーミングを実装します。この技術は、ユーザーのインターネット接続に応じてビデオの品質をリアルタイムで調整し、バッファリングを減少させ、全体的なユーザーエクスペリエンスを向上させます。
4. ストレージの最適化
ビデオファイルをAmazon S3に保存し、Reduced Redundancy Storage(RRS)やS3 Intelligent-TieringなどのS3機能を活用して、アクセス頻度が低いビデオのためのストレージコストを削減します。ライフサイクルポリシーを実装して、古いビデオを低コストのストレージティアに移行させます。
5. AWS Global Accelerator(グローバルアクセラレータ)の利用
視聴者が地理的に異なる場所に広がっている場合、AWS Global Acceleratorを使用してユーザートラフィックをAWSのグローバルネットワークを通じてルーティングし、接続性を最適化し、ビデオの配信パフォーマンスを向上させます。
6. AWS Elemental MediaTailorの実装
AWS Elemental MediaTailorを実装してビデオの収益化やターゲット広告挿入を行います。視聴者のエンゲージメントをモニタリングし、コンテンツの意思決定の向上に活用できる洞察を収集します。
スケーラビリティと自動スケーリング
Amazon EC2 Auto ScalingやAWS Lambdaを活用して、視聴者数の変動に対応できるアーキテクチャを設計します。これにより、需要に応じてリソースを動的に割り当てます。
8. Amazon Kinesisの活用
Amazon Kinesisを活用してリアルタイムのビデオアナリティクスを実装します。機械学習モデルを適用してユーザーの行動と好みを分析し、コンテンツ戦略を改善しユーザーエンゲージメントを向上させます。
これらの戦略を実装することで、スケーラビリティと柔軟性を活かしつつ、ユーザーにとってシームレスでコスト効率の高いビデオストリーミング体験を提供することができます。アーキテクチャを具体的な要件とユーザーのニーズに合わせて調整してください。
最後に、上記以外でのAWSコスト削減方法
ただ、ご自身で上記の設定ができない方や、すでに全て実施したが更にAWSのコスト削減をしたい方はぜひクラウドコストにご連絡ください。3%~30% AWSのコストを削減することができます。ぜひご検討ください。