お知らせ

Google I/O Extended Tokyo 2026 に参加しました

Google I/O Extended Tokyo 2026 会場となったGoogle渋谷オフィスに集まった参加者の集合写真
会場となったGoogle渋谷オフィスにて(Google I/O Extended Tokyo 2026)

2026年7月11日(土)、東京・渋谷の「Google 渋谷オフィス」(Shibuya Stream内)にて開催されたGoogle I/O Extended Tokyo 2026に、クラウドコスト編集部の鈴木美咲が参加しました。GDG Tokyo(Google Developer Groups Tokyo)主催のもと、Google I/O 2026で発表された内容を日本語で振り返るコミュニティイベントです。本記事では、参加した4つのセッションの内容をレポートします。

イベント概要

イベント名
Google I/O Extended Tokyo 2026
主催
GDG Tokyo(Google Developer Groups Tokyo)/ X: @gdgtokyo
開催日
2026年7月11日(土)13:00〜18:30
会場
Google 渋谷オフィス(東京都渋谷区・Shibuya Stream内)
形式
現地参加+オンライン配信
公式サイト
connpassイベントページ

AI・Android・Cloud・Webなど分野別に、Google I/O 2026で発表された最新トピックをコミュニティの登壇者が日本語で解説する一日構成で、複数のトラックが並行して開催されました。今回はその中から、AI・エージェント関連の4セッションを聴講しました。

参加した4つのセッション

Session 1:I/O Recap: Overview — saku氏(@sakupi01)

🎤 saku氏 Web Technologies GDE(Google Developer Expert) X: @sakupi01

saku氏によるセッション「Google I/O Recap: Overview」の様子
saku氏によるセッション「I/O Recap: Overview」

Web技術の観点からGoogle I/O 2026を振り返るセッションで、一番のトピックとして紹介されたのが「モダンウェブガイダンス」でした。プロダクトによって適切なベースラインは異なるため、どのベースラインがそのプロダクトに適しているかをチェックする「ベースラインチェッカー」というツールが特に印象的だったとのことです。saku氏自身も自社にベースラインを導入する際、このベースラインチェッカーを使って導入の正当性を説明したそうで、プロダクトへの導入を検討する際にはおすすめのツールだと紹介していました。

背景にあるのは「AIがフロントエンドをできなさすぎる問題」です。Webは移り変わりが早く、半年前の情報がすぐに古くなる上、機能採用にはベースラインの考慮も必要になるなど固有の事情が多いため、AIツールがこれをうまくハンドリングするアプローチがこれまで存在しませんでした。モダンウェブガイダンスは、最新のWeb標準のベストプラクティスをAIツールに提供するために作られたエージェントスキルで、Google社内の知見だけでなく、Web標準の第一線で活躍する社外の専門家の知見も集めてまとめられている点が信頼性の高さにつながっているとのことです。

セッションで語られていた視点:最新のWeb標準・ベストプラクティスを使えるようにするためのガイドである以上、「ガイド自体が古くなってしまったら意味がないのでは」という論点も投げかけられており、継続的なメンテナンスの重要性を考えさせられる内容でした。

詳しくはsaku氏のX(旧Twitter)投稿でも当日の様子が発信されています。

Session 2:Gemini Updates — おおたまん氏(@ohtaman)

🎤 おおたまん氏 X: @ohtaman

Geminiファミリーのアップデートをまとめて紹介するセッションでした。高速化と精度向上を両立したGemini 3.5 Flash(Pro級の性能を謳う軽量モデル)、文章や絵から動画を生成できるマルチモーダルモデルGemini Omni(Avatar機能付き)、個人向けアシスタントのGemini Spark、そしてシンプルなコードでエージェントを利用できるようにするManaged Agentsなど、Geminiプロダクト群の広がりが一気に紹介されました。

Session 3:詳解Antigravity — 足立昌彦氏(@adamrocker/株式会社GENKEI CEO)

🎤 足立昌彦氏 🏢 株式会社GENKEI(CEO) X: @adamrocker

足立昌彦氏によるセッション「詳解Antigravity」の様子
足立昌彦氏によるセッション「詳解Antigravity」

AIエージェントに開発そのものを委ねる開発プラットフォーム「Antigravity」を深掘りするセッションでした。デスクトップ上のサーフェイスであるAntigravity 2.0を中心に、Antigravity CLIAntigravity SDKAntigravity IDEという複数の入り口が用意されている構成が紹介され、開発者がどこからでもAntigravityにアクセスできる設計思想がよく分かる内容でした。

Session 4:Gemini Enterprise Agent Platformの紹介 — ハレン氏(@HarenB16221/Google Cloud Japan, Developer Relations Engineer)

🎤 ハレン氏(Haren Bhandari) 🏢 Google Cloud(Google Cloud Japan, Developer Relations Engineer) X: @HarenB16221

エージェントのライフサイクル(Agentic Development Lifecycle)を管理するGemini Enterprise Agent Platformの紹介セッションです。Cloud Runのような「ランタイム」にエージェントをデプロイすると、そこから一元的に管理できる点が中心的なトピックでした。ボタン一つでOpenTelemetryによるトレース・ログを全て有効化できる、ユーザーからのプロンプトや入出力を全てログに記録できる、といった機能がクリック一つで設定可能とのことです。

コンテナ数のスケーリングやセキュリティ機能もすべて同じ画面から管理できるため、一度エージェントを作ってランタイムにデプロイしてしまえば、個別に機能を実装しなくても運用を任せられる設計になっている点が紹介されました。マルチモーダル(画像・動画)データも保存できるため、ブログなど後から振り返るコンテンツとして残す用途にも使えるとのことです。

まとめ

今回参加した4セッションを通じて感じたのは、「作って終わり」ではなく「作った後の運用をどう仕組み化するか」という視点が、Web標準対応(モダンウェブガイダンス)からエージェント運用(Gemini Enterprise Agent Platform)まで一貫して重視されていたことです。一度仕組みを整えれば運用は自動化できる、という発想は、私たちがクラウドコスト最適化の現場で日々感じていることとも重なる部分が多く、大変学びの多い一日でした。

運営いただいたGDG Tokyoの皆様、登壇者の皆様、会場を提供してくださったGoogle様に御礼申し上げます。

よくある質問(FAQ)

Google I/O Extended Tokyo 2026はいつ、どこで開催されましたか?

2026年7月11日(土)13:00〜18:30、東京・渋谷の「Google 渋谷オフィス」(Shibuya Stream内)にて開催されました。現地参加に加えてオンライン配信も行われました。

Google I/O Extended Tokyo 2026の主催は誰ですか?

GDG Tokyo(Google Developer Groups Tokyo)が主催しています。

どんなセッションが行われましたか?

AI・Android・Cloud・Webなど分野別に、Google I/O 2026の発表内容を振り返るセッションが複数トラックで行われました。本記事ではsaku氏「I/O Recap: Overview」、おおたまん氏「Gemini Updates」、足立昌彦氏「詳解Antigravity」、ハレン氏「Gemini Enterprise Agent Platformの紹介」の4セッションを紹介しています。

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本記事はクラウドコスト合同会社編集部 鈴木美咲が作成しました。

公開日:2026年7月13日