2026年5月22日(金)、平和不動産株式会社が運営する金融インキュベーション施設「FinGATE KAYABA」(東京・日本橋茅場町)にて開催されたFinGATE Campus 第27回「デジタルアセット規制の最前線」に、クラウドコスト合同会社 事業責任者の工藤博樹がクロージングゲストとして登壇いたしました。本記事では、当日の様子と弊社のセッション内容をご報告します。
イベント概要
「お金がソフトウェアになり、AIエージェントが自律的に支払いを行う時代」を前提に、デジタル証券・ステーブルコイン・暗号資産という3領域の法改正動向と、金融機関の実務対応を議論する場として企画されたイベントです。Fintech協会、金融データ活用推進協会、金融IT協会、第二地方銀行協会Sarblab、GuardTechコミュニティなど、複数団体の後援・協力のもと開催されました。
当日のプログラム
基調講演:堀総合法律事務所 関口諒 弁護士
デジタル証券(セキュリティトークン)、ステーブルコイン(電子決済手段)、暗号資産(FIEA見直し)の3領域を対象に、「何が変わり、実務上何が問われるか」という観点で、法改正の全体像が体系立てて解説されました。
パネルディスカッション「金融機関は何を担うのか」
みずほフィナンシャルグループ 執行役員デジタル戦略部長 Chief AI Officer 藤井達人氏のモデレートのもと、みんなの銀行 取締役頭取 永吉健一氏、三井住友銀行/三井住友フィナンシャルグループ デジタル戦略部 中井沙織氏、堀総合法律事務所 関口諒弁護士が、規制と戦略の両面から55分にわたる議論を展開しました。
議論は「規制緩和か、競争激化か」「金融機関の役割と優位性」「ウォレットと顧客接点」「AIエージェントとプログラマブルマネー」の4つの論点に展開され、規制の現在地から、AIエージェントが自律的に決済を行う将来までを見据えた本質的な議論となりました。
クロージングセッション:FinOpsによるクラウドコスト最適化
本プログラムの締めくくりとして、弊社事業責任者の工藤博樹(Fintech協会初代代表理事/クラウドコスト 事業責任者)が、ゲストとして登壇しました。金融機関の皆様に向けて、FinOpsアプローチによるクラウドコスト最適化についてご紹介しました。
金融機関のパブリッククラウド利用と為替リスク
金融機関におけるパブリッククラウドの活用は着実に進んでいますが、円安・ドル高の局面では、利用コストに対する為替の影響が無視できない規模に膨らみます。AWSやGoogle Cloudなど主要クラウドサービスの料金は米ドル建てが基準のため、為替変動が直接コストに反映される構造になっています。
FinOpsとは何か、なぜ「即効性」が重要なのか
FinOps(Financial Operations)は、クラウド利用における財務・運用・エンジニアリングを横断した最適化アプローチです。開発側でアーキテクチャを見直したり、新たにコードを書いたりすることなく、既存のクラウド環境を最適化するだけで、比較的短期間にコスト削減を実現できる——この即効性が、為替リスクという外部要因に対して機動的に対応する手段として有効である点をご紹介しました。
懇親会での乾杯のご挨拶
本編終了後の懇親会では、工藤が乾杯の発声を担当させていただきました。当日は偶然にも、2010年に1万ビットコインで2枚のピザが購入されたことで知られる「ビットコインピザデー」にあたり、「新しい技術と規制のバランスを取りながら、明るい未来に向けてフィンテックを進めていきましょう」という挨拶により、参加者の皆様と意見交換の機会を持たせていただきました。
イベント詳細レポート
当日のプログラム全体の様子は、取材メディアGoodWay様による詳細レポートで紹介されています。デジタルアセット規制の最新動向、パネルディスカッションでの議論の中身、当日の写真など、当日参加できなかった方にも内容が伝わる充実したレポートとなっています。
【FinGATE(平和不動産)】FinGATE Campus 第27回「デジタルアセット規制の最前線」を開催!
お礼
このような貴重な機会を頂きました平和不動産株式会社 FinGATE運営チームの皆様、当日ご参加いただいた金融機関・スタートアップ・士業の皆様、取材いただいたGoodWay様に、心より御礼申し上げます。
今後も、金融機関を含むクラウド利用企業の皆様に対し、FinOpsを軸とした実践的なコスト最適化サービスを提供してまいります。
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公開日:2026年6月12日