何が変わったか
AWSの公式発表はこちらです:AWS Cost Explorer, Budgets, and Dashboards now support Amazon Bedrock product attributes
ポイントは、Bedrockの費用を「product attributes(プロダクト属性)」という新しい切り口で分けられるようになったことです。発表によると、次の4つで分けられます。
- モデル(どのモデルか)
- モデルプロバイダー(どの会社のモデルか)
- 推論タイプ(推論の種類)
- 機能(Bedrockのどの機能か)
使える場所は3つです。
- AWS Cost Explorer:上の属性でグループ化・フィルターができる
- AWS Cost Management Dashboards:同じくグループ化・フィルターができる
- AWS Budgets:同じ属性で予算をフィルターできる
なぜ大事か
生成AIの費用は、普通のサーバー費用と少し違います。同じBedrockでも、モデルによって単価がかなり違います。今週も、より安いモデル(Claude Haiku 5.5)がAWSで使えるようになったという発表がありました。
つまり「Bedrockで月にいくら」だけ見ても、あまり意味がないです。大事なのは「どのモデルに、いくら」です。これが分かれば、高いモデルを安いモデルに替える判断がしやすくなります。
Budgetsで属性フィルターが使えるのも良いポイントです。たとえば「このモデルの費用だけ予算を作って、超えそうならアラート」という使い方が考えられます。
始め方(ざっくり)
- Cost Explorerを開く
- グループ化の条件で、新しいBedrockのプロダクト属性を選ぶ
- モデル別、プロバイダー別に費用を見てみる
- 気になるモデルがあれば、Budgetsでそのモデル用の予算を作る
画面の細かい表示名は、実際のコンソールで確認してください。この記事を書いた時点では、コンソール画面の具体的な名称までは確認していません。
注意したいこと
正直に書くと、これは「見える化」の機能です。これだけで費用は下がりません。 見えた結果をもとに、モデルの選び方やプロンプトの設計を変えて、はじめて費用が下がります。
また、過去のどの期間までさかのぼって属性で分けられるか、すべてのモデル・機能で属性が付くかは、公式発表の要約だけでは分かりません。導入前にAWSのドキュメントで確認するのが安全です。
まとめ
Bedrockの費用が「モデル別」「プロバイダー別」に見えるようになりました。生成AIの費用管理では、まずどこにお金が流れているか知ることが一番です。モデルの単価もどんどん変わっているので、月に一度くらいはこの画面を見る習慣を作るのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
追加の料金はかかりますか?
公式発表の要約では料金についての記載は確認できませんでした。Cost Explorer自体のAPI利用など、既存の課金ルールはそのままと考えられますが、念のためAWSの料金ページで確認してください。
Bedrock以外のサービスにも使えますか?
今回の発表はAmazon Bedrock向けのプロダクト属性です。他のサービスについては発表に含まれていません。
どんな会社に向いていますか?
複数のモデルを使い分けている会社、またはチームごとに違うモデルを使っている会社に特に向いています。1つのモデルしか使っていない場合は、効果は小さめです。